YARD*

重たくなってきた
ｔｅｘｔ：ｅｄｄｉｅ

　画像を多く表示すると、ページのデータが重くなるのです。
　最近のケータイは良くできていて、ウェブサイトもきれいに表示される。
　でも、ＹＡＲＤ＊のページが重くなって、ケータイでは表示されにくくなくなってきているらしい。
　私のケータイは文字表示だけで問題なしですが。
　はじめから、パソコン用に作ってあるのですが・・・パソコンでも表示されるまでに時間がかかるとか、不都合があるかも。
　それだけが理由ではないのですが、表示してある画像を整理しようかな、と。サイドバーの所の。
　できるだけ軽いページを志したいのです。
　

Book Impression
ｔｅｘｔ：豊崎エコ

「塵クジラの海」　ｂｙ　ブルース・スターリング



　スターリングが２０歳の頃に書いたＳＦ小説。長編デビュー作。
　主人公がおっさんのはずが、どうにも、ゴロツキのあんちゃんでしかないのは書いているスターリングの若さのせいか。和訳なので原本ではどうだか分からないが、全体に主人公のテンションが低い。おどろおどろしさを出そうとしているのだろうけど。そう、これは、ゴスエスエフなのです。
　しかし、スターリングらしく、アイデアのてんこもり。舞台設定、キャラクター、など、二十歳でよくここまでかけたものだ！楽しめる。
　そしてヒロインが素適。素適すぎ。
　海外のブログなどを見ているとゴスなブログが結構あるが、日本で出版されるには日本にゴスロリが現れる、２０００年代を待たなくてはならなかった。
　デビュー作はその作家のすべてが表れているとよく聞くが、この作品には、「スキズマトリクス」の原型が含まれているようだ。スキズマトリクスへのジョソウ。
　しかし、３０年も前に書いた若かりし日の作品をとやかくいわれるのはスターリングもちょと、アレのようであろう。